型枠工事を手がける月永組のポスターを制作しました。
月永組は本拠地である函館のみならず、札幌やニセコ、
道外などでも著名建築物の型枠工事を多数請負い、
その技術は大手ゼネコンからも指名を受けるほどです。
今回課題だったのは次世代の採用。
建設業界は特に若手人材難の状況にあります。
その解決策の足がかりとして、
企業WEBサイトを2020年10月公開予定で制作中なのですが、
ローンチまでの間にターゲットに認知してもらうために
ポスターを制作しました。
というのも、ターゲットである高校生の就職活動においては、
大学生の新卒採用と事情がやや異なり、
学校の就職担当教員の影響が大。
そこにアプローチするツールとして
非常にアナログなポスターが適しているという結論に至りました。
またターゲットの母数がかなり限られるため、
SNSなどよりもむしろ効率的だと考えました。
表現で目指したのは、
型枠大工という仕事への憧れを醸成すること。
より詳細な話はWebサイトで展開するため、
ポスターは情報を絞っています。
「喜怒哀楽、ぜんぶある。」をタグラインとして、
抽象度合いの高いものから、
働く場所としての具体的メリットを語るものまで
A1サイズで5タイプ制作しました。
デザインモチーフは型枠。
直線だけでなく曲線の構造体も形にできる。
そんな技術力の高さを表現しています。
なお、今回のポスター制作に先駆けて、
ロゴマークの刷新などもお手伝いしました。
この成り立ちについてはまた別途ご紹介します。
Client:月永組
Production:amayadori
Art director:佐藤健一
Designer:佐藤健一
Photographer:古瀬桂
Creative director:東井 崇
Copywriter:東井 崇