札幌の住宅街、円山にあるカフェ「RITARU COFFEE」。
同ビル内に新たに立ち上げるスペースの
コンセプトメイク、ネーミング、
クリエイティブディレクションを担当しました。

ギャラリーやイベント、展示会など
各種用途に使える空間にしたいというのが
代表三上さんからのオーダー。
それも目先の利益を追うのではなく、
あくまでこの空間によって、
お客様に豊かな時間を提供したい
というお話を伺いました。

そこで、
RITARU COFFEEやRITARUという企業の
ブランドイメージを底上げする場と位置づけて、
考えをめぐらせていきました。
その際、指針としたのが、
先立って開発していたRITARUの
企業スローガン&ステートメントです。

 

◆企業スローガン&ステートメント

 

このような考えにふさわしい場ということで、
「日々の余白になれる場所。」
とコンセプトを設定。
さらに、そこから導いていったのが
「NOTHING」
というネーミングです。

そして、水墨画で語られる“余白の美学“のように、
「存在感を消すことによって、存在感を出す」
という相反することを目指し、
ロゴはデザインされています。

インテリアデザインはmangekyoが担当。
NOTHINGという名にふさわしい
真っ白な空間を作り上げました。
また、オリジナル什器は621が手掛けています。
利用者のイマジネーションによって
自在にその形を変えることができる
ユニークなものとなっています。

 

Webサイトのキービジュアルは、
フォトグラファー古瀬さんのアイディアをもとに、
あえてぼかした室内を切り取る手法を採用。
見る人の想像力をかきたてるような表現となりました。
(画像をクリックするとサイトへジャンプします)

 

 

Client:RITARU
Production:EXTRACTOz
Art director:佐藤 暢孝
Designer:佐藤 暢孝
Photographer:古瀬 桂
Web director:藤原 昌弘
Interior designer:mangekyo
Furniture designer/maker:621
Creative director:東井 崇
Copywriter:東井 崇