帯広のさつまいも菓子専門店のブランド立ち上げを、
クリエティブディレクター/コピーライターとして
お手伝いしました。

オーナーから
「帯広でさつまいも菓子の専門店をやりたい」
と伺った時に、まず頭に浮かんだのは
「なぜ、十勝でさつまいも?」
という疑問でした。
特段、十勝地方はさつまいもの名産地
というわけではないためです。
さつまいもである理由を尋ねると、
まず第一に自分たちが好きな素材であること。
そして、長年飲食事業に携わってきた経験として、
追求に値する素材だと感じていること。
そんな背景を伺いました。

そこで、販売する商品は、
「十勝の素材とさつまいもを組み合わせて作る」
という軸を提案。
その上で
「十勝で、さつまいもがもっと好きになる。」
というコンセプトを打ち立てました。
全国各地でとれたさつまいもが、
十勝という場所を経由することによって、
より美味しいもの、
なにより芋を愛する作り手自身が
改めてその素材が好きになるくらいの
クオリティを目指す、という趣旨です。

ブランド名は、
十勝とさつまいもということで、
「十芋(といも)」と命名。
ロゴマークは、コンセプトに基づき、
好きの象徴であるハートを、
さつまいもによって形作ったものとしました。
AMAYADORIによるデザインです。

 

 

ブランドが大事にしたいことを宣言したステートメントなどは、
十芋のWebサイトを御覧ください。
※画像をクリックするとWebサイトへジャンプします。

 

プロジェクト全体を通して考えたのは、
すぐに消費されるようなトレンドに乗るのではなく、
息の長いブランドに育てていくこと。
よって、店舗も、
和でもなく洋でもなく、新しくもなく古くもない、
中庸な佇まいを狙うのが良いのでは。
そんな話をオーナーや
店舗設計を担当された
一級建築士事務所アーカイブの杉山さんに
お伝えしました。

 

 

 

Client:PLUS3
Production:amayadori、andborder、EIGHT KNOT
Art director:佐藤健一
Designer:喜多音葉
Photographer:鬼原雄太
Web director:城谷由哉
Web designer:石川美月
Creative director:東井崇
Copywriter:東井崇