一級建築士事務所efplan(エフプラン)の
雑誌広告第2弾を制作しました。

efplan代表の古野さんは
クライアントワークとは別に、
ご自身のプロジェクト
「POSSI HATOYAMA」を主宰。
地球温暖化を食い止めることを目指して、
拠点である栗山町に、
オフグリッドハウスを自らの手で作り上げています。
ただ、脱炭素の実現は、当然一人の力では不可能。
そこで、一人でも多くの賛同者や、
興味を持ってくれる人を増やすべく、
広告出稿を決めたという背景があります。

前回制作したものは、
カーサ・ブルータスに掲載ということもあって、
住宅に一定レベルで興味のある層に向けた
コミュニケーション設計となっていました。
少しでも環境に意識がある人を、
LPに誘導するための広告という位置づけです。

今回オーダーがあったのは、
サンデー毎日の表3広告(裏表紙の裏)に
掲載する広告。
オフグリッドハウスへ
興味関心が低い人たちに、
いかに振り向いてもらうか、ということが
課せられたミッションと捉えました。

コピーを考える上で重視したのは、
対象となる読者層の人たちに、
正論をいきなりぶつけないこと。
いくら正しいと思うことをぶつけても、
そもそも関心が薄いので、
反発を招いて終わる、という
本末転倒な結果に陥ることを危惧しました。

そこで、相手と同じ目線になって、
どう自己紹介するか?という観点から書いたのが、
「変なおじさんです。」
というキャッチコピーです。
これを受けて、ボディコピーでは、
なぜこの広告でメッセージを投げかけているのか
を丁寧に語る構造としています。

 

【サンデー毎日2024年8月4日号 表3掲載】

 

 

Client:一級建築士事務所efplan
Production:岩本グラフィックデザイン
Art director:岩本尚浩
Designer:岩本尚浩
Illustrator:塩川いづみ
Copywriter:東井崇